ヒト臍帯血幹細胞培養液

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ヒト臍帯血幹細胞培養液

ヒト臍帯血幹細胞由来
培養上清液

ヒト臍帯血由来の幹細胞は、生まれたての赤ちゃんの若い幹細胞であるため、大人の幹細胞(脂肪、歯髄、骨髄など)よりも活発で、増殖能力が高い事が知られています。そのため、生成する成長因子やサイトカインも非常に豊富です。

厳しい検査基準に合格した臍帯血から研究施設(KangStem.BioTech.Ltd)で間葉系幹細胞を分離、培養し、細胞や不純物を滅菌除去したものが臍帯血由来幹細胞培養上清液です。

ヒト臍帯血由来の幹細胞培養上清液には、豊富な成長因子やサイトカインが含まれており、特に臍帯血由来では脂肪由来の2倍から8倍の成長因子が含まれています。

成長因子含有量 ヒト臍帯血由来は
脂肪由来の約2倍以上!

成長因子比較

成長因子(再生因子・サイトカイン)とは細胞を活性化するたんぱく質の総称で、炎症や傷の修復効果があり、肌細胞や肌機能の改善を促します。

1. EGF<脂肪由来の約8倍!>

Epidermal Growth Factor上皮成長因子。表皮細胞の成長、代謝を促進し、皮膚の修復力を高める。
表皮細胞に増殖のシグナルを出して細胞のターンオーバーを促進する。

2. TGF-beta

コラーゲンの増殖促進。抗炎症作用。

3. HGF

上皮細胞に作用し、細胞増殖を促し組織修復。アポトーシスと呼ばれる細胞死を抑制します。

4. IGFBP2、IGFBP6

インスリン様成長因子結合タンパク質。細胞の成長促進、新しい皮膚細胞を作る。

5. PDGF-AA

血小板由来成長因子。線維芽細胞の増殖促進することで皮膚の再生、修復を促します。

6. VEGF

血管内皮細胞の働きを活発にし毛細血管を通して皮膚に必要な栄養分を届けます。

幹細胞の増殖能

ヒト臍帯血由来が最も活発。脂肪由来の約4倍!

皮膚構成タンパク質の合成促進

皮膚構成物質(Collagen Ⅰ&Ⅲ)の発現

コラーゲン I& III 発現レベル増加

コラーゲンI 合成 ; 約 250%増加

コラーゲンIII合成 ; 約 170%増加

*ヒト臍帯血幹細胞培養上清液(USC-CMTM) 濃度5%適用時。0.5%対比

Kang Stem Biotech研究所(2019)

再生因子とは

細胞に増殖を働きかけるタンパク質群のことです。細胞膜上にある受容体に再生因子が取り込まれることで、核に情報が伝達され、細胞が増殖したり、代謝を促したりします。
再生因子の分泌量は、加齢とともに減少していくことが解っています。

鍵と鍵穴の関係

再生因子と受容体の関係は生理学的には「鍵と鍵穴」の関係に例えられます。
ヒトの受容体を活性化させるにはその受容体(鍵穴)にぴったりと合う再生因子(鍵)を当てはめる事が重要です。
動物由来、植物由来ではなく、ヒト由来の幹細胞培養液の成分を使う事がとても重要です。

ヒトの受容体を活性化させるには、
受容体(鍵穴)にぴったりと合う
再生因子(鍵)が必要。

ヒト臍帯血由来幹細胞培養上清液の特徴

フューチャーセルジャパン(株)が取り扱うのヒト臍帯血由来幹細胞培養上清液は、製薬会社が20年以上かけて積み重ねた技術力により作られています。
幹細胞から成長因子、サイトカインを分泌させるために適した培地を製薬会社が自社で開発。

そのため他の幹細胞培養液と比較しても上質な培養上清が得られます。

培養上清液は凍結乾燥してあるので、ご使用のタイミングに合わせて付属の溶解液または生理食塩水、精製水などに溶解してお使い頂けます。

溶解する瞬間まで、成長因子やサイトカインは安定保存されていますので、いつでもフレッシュな状態でご提供できます。

*溶解後は冷蔵保存の上、1週間以内にご使用ください。

若返り因子 GDF11

記憶、筋力、心機能、血管、持久力そして嗅覚の若返りを実証する3つの研究が「Nature Medicine」と「Science」に同時に発表されました。parabiosisと同様の効果がGDF1の投与によっても示されたことから、GDF11=若返り因子として注目。※1

GDF11を多く含む、ヒト臍帯血由来幹細胞培養液は老化した皮膚の再生を促すことに適している事が示されました。※2

※1 Mayak et al., 2010; Katsimpardi et al., 2014; Sinha et al., 2014; Hall, 2014; Kaiser, 2014

※2 Jolanta et al., 2019 PLOS ONE, Growth differentiation factor 11 (GDF11) has pronounced effects on skin biology

脂肪、骨髄幹細胞培養液に比べ
60倍以上高いGDF11発現

GDF11関連論文

GDF11はTGF-βスーパーファミリーであり、細胞の増殖や分化を制御する多機能性サイトカインです。

GDF11がマウスの心血管系、脳、骨格筋、および骨格に顕著な影響を与える若返り特性を持っていることが2014年の研究から示されてきましたが、今回はヒト皮膚の老化に及ぼす影響を調べたところ、ヒト皮膚の真皮マトリックス成分の生成に大きく影響を及ぼすことが分かりました。GDF11はヒトの皮膚の若返りに貢献できるといえます。

ヒト皮膚線維芽細胞と皮膚3次元モデルで実験を行ったところrGDF11を添加したグループでは、48時間後のプロコラーゲンⅠの産生が最大で約50%上昇、ヒアルロン酸の産生が30%上昇、逆にメラニンの産生はー30%で減少していました。

また炎症の原因の一つである、炎症性サイトカインIL-1βもダウンレギュレートしました。

GDF11を多く含む、ヒト臍帯血由来幹細胞培養液は老化した皮膚の再生を促すことに適している事が示されました。

エクソソームを介した
細胞間相互作用

ヒト臍帯血由来幹細胞培養上清液には様々な成長因子がエクソソームとして存在。エクソソームは40nm〜200nmの微細粒子中に再生因子やサイトカインを含有した状態で細胞へ伝達する役割を担っています。

ベビーステムに含有されるエクソソームは、脂肪や線維芽細胞培養液と比べても、サイズが小さく均一かつ量が多いため、真皮層に18時間以内に到達する研究結果が発表されています。

参照URL

ヒト臍帯血幹細胞は
最も小さく均一なエキソソームを含有

ヒト臍帯血由来幹細胞培養液に含まれるエクソソームは50nm〜150nm中心に分布。
脂肪由来線維芽細胞由来と比較して、サイズが小さく均一であることが分かった。

ヒト臍帯血幹細胞培養液のエクソソームは
18時間後に真皮層に到達している

[引用論文]
Exosomes derived from human umbilical cord blood mesenchymal stem cells stimulates
rejuvenation of human skin // Biochemical and Biophysical Research Communications 493 (2017) 1102e1108

生物由来原料基準

フューチャーセルジャパン(株)が取り扱うヒト由来の化粧品原料は、 厚生労働省の「生物由来原料基準」及び「ヒト又は動物細胞株を用いて製造されるバイオテクノロジー応用医薬品のウイルス安全性評価(ICH-Q5A)」に従い、指定された試験を行った上でウイルス不活化処理を行っております。 また、ウイルスクリアランス試験を実施し99.9%不活化の試験結果を取得しています。

ヒト臍帯血幹細胞由来培養上清液研究論文

2017版論文冊子

<ダウンロード>

2018版論文冊子

<ダウンロード>

2020版論文冊子

<ダウンロード>

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